FIREとは?特徴とメリット・デメリットについて分かりやすく解説
- FIREってなに?
- FIREするにはどうすればいいの?
FIREとは「Financial Independence Retire Early」の略称で、「経済的自立と早期リタイア」という意味です。
定年前に仕事を辞めて、資産収入だけで生活費を賄い自由に生活することを指します。
最近では、日本でもFIRE生活をする人々が多く誕生しています。
今回はそんな「FIREの基礎知識」についてまとめてみました。
- FIREとは
- FIREのメリット・デメリット
- 株式投資によるFIRE達成の具体的な方法
この記事を最後まで読めば、FIREについて理解することが出来ます。
FIREとは
FIREとは「Financial Independence Retire Early」の略称で、「経済的自立と早期リタイア」という意味です。
定年前に会社を辞める早期退職とは違い、FIREは株や不動産などの資産収入で生活費を賄い、働かずに生活します。
そのため、20代30代の若い世代でも実現することが出来ます。
働かない生活なんて憧れるなー
欧米を中心に流行し、最近では日本でもFIRE生活をする人々が多く誕生しています。
FIREは自由を求める人々の新しい生活スタイルなのです。
FIREのメリット
FIREのメリットがこちらです。
- 時間や場所に縛られずに自由に生活できる
- マネーリテラシーが高まる
それぞれ順番に見ていきましょう。
①時間や場所に縛られずに自由に生活できる
FIRE最大のメリットは、時間や場所に縛られないで自由に生活できることです。
FIREすることで、社会人生活では出来なかったことが実現できます。
- 世界中を旅しながら生活する
- 家族と毎日多くの時間を過ごす
- 毎日朝から晩まで趣味に没頭する
など
FIREすることで、自分の理想とする生活スタイルを手に入れることが出来るのです。
②マネーリテラシーが高まる
FIREを実現した人は、資金確保のために多く時間を費やしています。
- 生活費を下げるために節約する
- 収入を上げるため副業をする
- 株や不動産の勉強をする
など
そのため、FIREする過程で同時にマネーリテラシーも向上させることが出来るのです。
FIREのデメリット
FIREのデメリットがこちらです。
- 資産運用が上手くいかないリスクがある
- 社会との繋がりが弱くなる
それぞれ順番に見ていきましょう。
①資産運用が上手くいかないリスクがある
どれだけ綿密に計画しても、資産運用は不確定要素が多く、上手くいかないリスクがあります。
- 株価が暴落し、長期低迷する
- 所有する不動産に問題が起きる
- 病気やケガで想定外の出費が発生する
など
将来を見通すことは誰にも出来ないため、FIREした人々に少なからず不安を抱えて生活することになります。
ただし、余剰資金を用意するなどある程度は対策をすることが出来ます。
②社会との繋がりが弱くなる
FIREして会社を辞めると、社会との繋がりが弱くなり不安に感じる可能性があります。
- 働いていない不安
- 社会貢献していない不安
- 人生に対する不安
など
確かに、何もしていないと逆に不安になるかもな。
せっかく、FIREしても生きがいがなくなってしまっては意味がありません。
リタイア前に事前計画を立てたり、適度に好きな仕事をするなど対策しておく必要があります。
株式投資によるFIRE達成の具体的な方法
FIREは資産収入が生活費を上回る状態を作り出すことで達成できます。
FIREの手段としては、株式投資や不動産投資などがありますが、今回は株式投資によるFIRE達成の具体的な方法について解説します。
FIREするための方法がこちらです。
- 年間の生活費を把握する
- 生活費の25年分を貯める
- 「4%ルール」に従って、取り崩す
それぞれ具体的に見ていきましょう。
①年間の生活費を把握する
まず、年間の生活費を把握しましょう。
生活費は少なければ少ないほどFIRE達成のために必要な資金も少なくなるため、無駄な支出を削っておく必要があります。
特に、固定費などは見直すだけで効果があります。
- 携帯代
- 保険代
- 不要なサブスク
など
②生活費の25年分を貯める
FIRE達成のためには生活費の25年分の資産を貯める必要があります。(なぜ25年分なのかは後述します)
例えば、生活費が年間300万円であれば7500万円の資産が必要になります。
7500万円も!!
生活費の25年分の資産はかなりの大金になるため、ここがFIRE達成のための1番大きなハードルとなります。
サラリーマンの場合は、副業で収入を増やすことなども検討しましょう。
③「4%ルール」に従って、取り崩す
準備した資産は「4%ルール」に従って、取り崩していきます。
「4%ルール」とは、運用資産を年間4%ずつ取り崩しても、資産を減らさずに生活できるという考え方です。
1998年に米国のトリニティ大学が発表した資産運用に関する論文をベースとしています。
最近では、米国株(S&P500)の年間成長率(約7%)から米国の物価上昇率(約3%)を差し引いた4%以内で生活すれば、資産を減らさずに生活できるという考え方が一般的になっています。
そして、運用資産を毎年4%ずつ取り崩すということは、生活費の25倍の資産があれば実現可能ということになります。
これが先ほど紹介した「FIRE達成のためには生活費の25年分の資産を貯める必要がある」の根拠となっています。
具体的に見ていきましょう。
生活費が年間300万円の人が、7500万円を資産運用(S&P500に投資)したとします。
その場合、年間300万円の運用益(7500万円×4%)が出るため、資産を減らすことなく生活することが出来ます。
これにより、FIREを達成することが出来るのです。
ただし、運用成績や物価上昇率は時代によって大きく変わるため、過去の数値が必ず今後も当てはまる訳ではないということは知っておきましょう。
まとめ
FIREとは
→「経済的自立と早期リタイア」という意味
→株や不動産などの資産収入で生活費を賄い、働かずに生きる新しい生活スタイル
FIREのメリット
- 時間や場所に縛られずに自由に生活できる
- マネーリテラシーが高まる
FIREのデメリット
- 資産運用が上手くいかないリスクがある
- 社会との繋がりが弱くなる
株式によるFIRE達成の具体的な方法
- 年間の生活費を把握する
- 生活費の25年分を貯める
- 「4%ルール」に従って、取り崩す
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