【米国債ETF比較】SHY、IEF、TLTの特徴や注意点について分かりやすく解説


- 米国債ETFってどういうもの?
- SHY、IEF、TLTってどれがいいの?
米国債ETFは、低リスクで安定したリターンを狙える資産として人気があります。
その中でも、「SHY」「IEF」「TLT」は非常に人気です。
ただし、これらのETFには明確な違いがあるため、投資する前にしっかりと理解しておく必要があります。
本記事では、米国債ETFのSHY、IEF、TLTの特徴や注意点、投資先を選ぶ際のポイントについて分かりやすく解説していきます。
それぞれが提供するリスク・リターンのバランスを理解することで、自分の投資戦略に最適な選択ができるようになります。
米国債ETFとは、米国の国債を集めたETFのこと
「SHY」の特徴
- 残存期間1年超3年以下の米国財務省証券で構成されている
- 値動きが比較的安定している
- 金利変動の影響を受けにくい
「IEF」の特徴
- 残存期間7年超10年以下の米国財務省証券で構成されている
- ある程度の値動きがあるが、極端な変動は少ない
- 金利の影響を適度に受ける
「TLT」の特徴
- 残存期間20年超の米国財務省証券で構成されている
- 値動きが激しい
- 金利の変動に大きく左右される
投資先を選ぶ際のポイント
- 「ローリスク・ローリターンで米国債に投資したい人」 → SHY
- 「ミドルリスク・ミドルリターンで米国債に投資したい人」 → IEF
- 「ハイリスク・ハイリターンで米国債に投資したい人」 → TLT
米国債ETFとは

米国債ETFとは、米国の国債を集めたETFのことです。
米国債ETFに投資を行うことで、米国債に投資を行うことが出来ます。
その中でも、「SHY」「IEF」「TLT」は非常に人気です。
- SHY( iShares 1-3 Year Treasury Bond ETF)
- IEF(iShares 7-10 Year Treasury Bond ETF)
- TLT(iShares 20+ Year Treasury Bond ETF)

これらのETFの違いを見ていきましょう。
「SHY」「IEF」「TLT」の違い

こちらがSHY、IEF、TLTを比較した図になります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
SHY
SHYは、ブラックロックが運用する国債ETFです。
ベンチマーク(基準となる指数)は、「ICE US Treasury 1-3 Year Index 」です。
この指数は、残存期間1年超3年以下の米国財務省証券で構成されます。
毎月分配型で、直近1年の分配金利回りは3.22%、経費率は0.15%です。
構成銘柄数は94銘柄で、純資産額は約249億ドルとなっています。
SHYの設定日以降の値動きがこちらです。

値動きが安定していることが分かります。
SHYは、金利変動の影響を受けにくいという特徴があります。
SHYの設定日以降のトータルリターンがこちらです。

分配金を含めたトータルリターンでは、着実に値上がりしていることが分かります。
設定来のトータルリターンは約45%となっています。
IEF
IEFは、ブラックロックが運用する国債ETFです。
ベンチマークは、「ICE US Treasury 7-10 Year Index 」です。
この指数は、残存期間7年超10年以下の米国財務省証券で構成されます。
毎月分配型で、直近1年の分配金利回りは4.33%、経費率は0.15%です。
構成銘柄数は13銘柄で、純資産額は約276億ドルとなっています。
IEFの設定日以降の値動きがこちらです。

ある程度の値動きがあるが、極端な変動は少ないことが分かります。
IEFは、金利の影響を適度に受けるという特徴があります。
IEFの設定日以降のトータルリターンがこちらです。

分配金を含めたトータルリターンでは、着実に値上がりしていることが分かります。
設定来のトータルリターンは約104%となっています。
TLT
TLTは、ブラックロックが運用する国債ETFです。
ベンチマークは、「ICE US Treasury 20+ Year Index 」です。
この指数は、残存期間20年超の米国財務省証券で構成されます。
毎月分配型で、直近1年の分配金利回りは3.68%、経費率は0.15%です。
構成銘柄数は42銘柄で、純資産額は約274億ドルとなっています。
TLTの設定日以降の値動きがこちらです。

値動きが激しいことが分かります。
TLTは、金利の変動に大きく左右されるという特徴があります。
TLTの設定日以降のトータルリターンがこちらです。

分配金を含めたトータルリターンでは、着実に値上がりしていることが分かります。
ただし、2022年にリターンは大きく下がりました。
設定来のトータルリターンは約131%となっています。
トータルリターン
こちらが「SHY」「IEF」「TLT」の設定日以降のトータルリターン比較になります。

「SHY」は、ボラティリティ(値動き)が小さく、リターンも小さい、「TLT」は、ボラティリティが大きく、リターンも大きい、「IEF」はその中間くらいであることが分かります。
これは、残存期間の長い国債の方が、金利を影響を大きく受けるためです。
投資先を選ぶ際のポイント

個人投資家がそれぞれの投資先を選ぶ際のポイントがこちらです。
- 「ローリスク・ローリターンで米国債に投資したい人」 → SHY
- 「ミドルリスク・ミドルリターンで米国債に投資したい人」 → IEF
- 「ハイリスク・ハイリターンで米国債に投資したい人」 → TLT
基本的に、短期国債よりも今後の金利動向が見通しにくい長期国債の方がリスクが高くなるため、利息(分配金)も高くなります。
そのため、米国債ETFは「SHY」「IEF」「TLT」の順番でリスクとリターンが高くなります。
ただし、株式と比べると米国債ETFはどれもリスクが小さい投資先です。
国債は株式と組み合わせることで、資産全体のリスクを小さくすることが出来ます。
そのため、自分のアセット(資産割合)やリスク許容度を考えて、投資先を選ぶことが重要です。
米国債ETFへの投資にオススメの証券会社

米国債ETFへの投資は、多くの証券会社で行うことが出来ます。
この中でも、オススメの証券会社をいくつか紹介します。
SBI証券

- 口座開設数ネット証券No.1
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- Vポイントが貯まる・使える

楽天証券

- 新規口座開設数No.1
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- 楽天ポイントが貯まる・使える

マネックス証券

- 米国株に強い
- NISA口座での取引手数料無料
- dポイントが貯まる・使える

まとめ

米国債ETFとは
→米国の国債を集めたETFのこと
→米国債に投資を行うことが出来る
「SHY」の特徴
- 残存期間1年超3年以下の米国財務省証券で構成されている
- 値動きが比較的安定している
- 金利変動の影響を受けにくい
「IEF」の特徴
- 残存期間7年超10年以下の米国財務省証券で構成されている
- ある程度の値動きがあるが、極端な変動は少ない
- 金利の影響を適度に受ける
「TLT」の特徴
- 残存期間20年超の米国財務省証券で構成されている
- 値動きが激しい
- 金利の変動に大きく左右される
投資先を選ぶ際のポイント
- 「ローリスク・ローリターンで米国債に投資したい人」 → SHY
- 「ミドルリスク・ミドルリターンで米国債に投資したい人」 → IEF
- 「ハイリスク・ハイリターンで米国債に投資したい人」 → TLT
SHY・IEF・TLTは、それぞれ異なる期間の米国債に投資するETFで、特徴やリスクが大きく異なります。
あなたの投資スタイルやリスク許容度に応じて、最適なETFを選びましょう!