【米国の高配当投資信託比較】楽天SCHD、SBI・VYMの違いについて分かりやすく解説
- 楽天SCHD、SBI・VYMの違いは?
- どちらに投資するべき?
最近、人気の高配当ファンドが続々と登場しています。
その中でも、注目されているのが楽天SCHDとSBI・VYMです。
どちらも安定した配当金を得つつ、元本の成長も見込めるという特徴があります。
ただし、楽天SCHDとSBI・VYMには、ベンチマークや購入方法などいくつかの違いもあります。
そこで、今回は「楽天SCHD、SBI・VYMの違い」について分かりやすく解説していきます。
- 楽天SCHD、SBI・VYMの特徴
- 投資先を選ぶ際のポイント
- 楽天SCHDとSBI・VYMの購入方法
この記事を最後まで読めば、楽天SCHD、SBI・ VYMについて理解し、投資を始めることが出来ます。
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楽天SCHD、SBI・VYMの特徴
こちらが楽天SCHD、SBI・VYMを比較した図になります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ベンチマーク
楽天SCHDのベンチマークは「シュワブ米国配当株式ETF(SCHD)」です。
「シュワブ・米国配当株式ETF( SCHD)」は、「ダウ・ジョーンズ・USディビデンド100インデックス」に連動する投資成果を目指すETFです。
「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」とは、ダウ・ジョーンズ社が提供する株価指数で、米国の配当利回りの高い100銘柄で構成されています。
SCHDの過去5年間の平均利回りは3.48%です。
- 10年以上連続で配当を出している
- 時価総額が5億ドル以上
- ファンダメンタルズ(利益率・配当成長率など)が優良
SBI・VYMのベンチマークは「バンガード・高配当株式インデックス(VYM)」です。
「バンガード・高配当株式インデックス(VYM)」は、「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」に連動する投資成果を目指すETFです。
「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」は、米国株式市場における配当利回りが上位の銘柄で構成されています。
VYMの過去5年間の平均利回りは3.25%です。
- 平均以上の配当を出す普通株で構成される
- 時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定
- REITは除外される
セクター
SCHDとVYMの構成セクターがこちらです。
セクター | SCHD | VYM |
金融 | 18.26% | 21.31% |
生活必需品 | 14.62% | 12.69% |
ヘルスケア | 15.99% | 12.29% |
資本財 | 11.70% | 12.17% |
一般消費財 | 10.91% | 7.06% |
テクノロジー | 19.39% | 12.29% |
公益事業 | 0.04% | 6.43% |
エネルギー | 11.93% | 10.22% |
電気通信 | 4.41% | 3.17% |
素材 | 1.75% | 2.36% |
構成銘柄に関しては、SCHD、VYMともにバランスよく組み込まれています。
また、S&P500と比較すると、ディフェンシブセクターの比率が高くなっています。
上位組み入れ銘柄
SCHDとVYMの上位組み入れセクターがこちらです。
SCHD
VYM
SCHDとVYMは、上位組み入れ銘柄にほとんど被りがありません。
そのため、両者は運用方針が異なっているということが分かります。
また、SCHDは構成銘柄数が少ないため、VYMと比べると上位銘柄が占める割合が高くなっています。
トータルリターン
こちらが、SCHDとVYMの過去10年間のトータルリターンです。
SCHDは222.2%、VYMは182.3%の上昇だったことが分かります。
このように過去10年間では、SCHDがVYMのリターンを上回っています。
増配率
こちらが、SCHDとVYMの過去10年間の増配率です。
SCHDの配当金の推移
VYMの配当金の推移
SCHDは、11年連続で増配しており、過去10年の増配率は11.4%です。
VYMは、13年連続で増配しており、過去10年の増配率は7.1%です。
過去10年間の増配率では、SCHDがVYMを上回っています。
投資先を選ぶ際のポイント
個人投資家がそれぞれの投資先を選ぶ際のポイントがこちらです。
- 「利回りの高さと成長性を重視する人」 → 楽天SCHD
- 「分散と安定性を重視する人」 → SBI・VYM
- 「どちらのファンドに投資するか決められない人」 → 両方に投資する
それぞれ順番に見ていきましょう。
「利回りの高さと成長性を重視する人」
過去10年間を比較すると、利回りの高さ、増配率、トータルリターンにおいてはSCHDがVYMを上回っています。
ファンダメンタルズ(利益率・配当成長率など)を考慮した銘柄の選定がリターンの源泉と言えます。
そのため、過去の経験則をもとに「利回りの高さと成長性を重視する人」は、SCHDをベンチマークとする楽天SCHDへの投資が適切です。
「利回りの高さと成長性を重視する人」 → 楽天SCHD
「分散と安定性を重視する人」
VYMは、SCHDよりも構成銘柄数が多く、1銘柄当たりの投資比率も小さくなっています。
幅広い銘柄への分散は、大きなリターンが期待できない一方で、安定性は高くなります。
そのため、「分散と安定性を重視する人」は、VYMをベンチマークとするSBI・VYMへの投資が適切です。
「分散と安定性を重視する人」 → SBI・VYM
「どちらのファンドに投資するか決められない人」
SCHDとVYMは、上位構成銘柄にほとんど被りがなく、運用方針も異なります。
管理の手間は少し増えますが、両方保有することで、さらにリスクを抑えそれぞれのファンドの良さを取り入れることが出来ます。
そのため、「どちらのファンドに投資するか決められない人」は楽天SCHDとSBI・VYMの両方への投資を検討しましょう。
「どちらのファンドに投資するか決められない人」 → 両方に投資する
楽天SCHDとSBI・VYMの購入方法
楽天SCHDは楽天証券、SBI・VYMはSBI証券で購入することが出来ます。
楽天証券
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SBI証券
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まとめ
楽天SCHDとSBI・VYMの比較
楽天SCHDの特徴
- 配当利回り、増配率が高い
- トータルリターンが高い
SBI・VYMの特徴
- 銘柄数が多い
- 1銘柄当たりの投資比率が小さい
投資先を選ぶ際のポイント
・「利回りの高さと成長性を重視する人」 → 楽天SCHD
・「分散と安定性を重視する人」 → SBI・VYM
・「どちらのファンドに投資するか決められない人」 → 両方に投資する
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