ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の違いを分かりやすく解説
- ビットコインとイーサリアムの違いはなに?
- それぞれどんな特徴があるの?
暗号資産の代表格と言えば、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)ですね。
時価総額1位のビットコインと2位のイーサリアムですが、それぞれに大きく異なった特徴があります。
投資を行う上でも、両者の特徴をしっかりと知っておく必要があります。
- ビットコインとイーサリアムの違い
そこで今回の記事では、「ビットコインとイーサリアムの違い」について解説します。
ビットコインとイーサリアムの違い
ビットコインとイーサリアムの違いがこちらです
それぞれ順番に見ていきましょう
①創設者
ビットコイン
ビットコインの創設者は「サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)」という人物であると言われています。
サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)
- 生年月日 不明
- 国籍 不明
- 職業 不明
サトシ・ナカモトは2008年にネット上で、ビットコインの仕組みの基となる論文を発表しました。
この論文はすぐに話題となり、2009年にサトシ・ナカモトを中心とした有志でビットコインのシステムが開発されたといわれています。
しかしながら、サトシ・ナカモトは2010年以降、消息不明となっています。
サトシ・ナカモトに関しては、さまざまな憶測が広がっていますが、ネット上の記録しか残っていないため、現在もなお正体が分かっていません。
イーサリアム
イーサリアムの創設者は「ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)」です。
「ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)
- 生年月日 1994年1月31日
- 国籍 カナダ
- 職業 プログラマー
ヴィタリック・ブテリンは17歳の時にビットコインの存在を知り、その技術に感銘を受けました。
ビットコインに関する研究を行う中で、ブロックチェーンを通貨だけでなくプラットフォームとして幅広い用途で利用するアイデアを思いつきます。
それがイーサリアムの原点です。
その後、ヴィタリック・ブテリンは開発を進め、2015年に分散型プラットフォームの「イーサリアム」を一般公開しました。
②運営
ビットコイン
ビットコインは非中央集権型の通貨であるため、明確な管理者は存在しません。
そのため、ビットコインの運営は「ビットコイン・コア」というオープンソースプログラムの中で行われます。
- ビットコインの開発を行う有志たちが集まるオープンソースプログラム
- 誰でも参加することができ、ビットコインの運営に関する提案を行うことが出来る
ビットコインのプログラムは誰でも閲覧することが出来るため、透明性の高い仕組みとなっています。
しかしながら、明確な主導者がいないため、アップデートするまでに時間がかかったり、しばしば意見対立が起こるなどのデメリットもあります。
イーサリアム
イーサリアムも非中央集権型のプラットフォームのため、明確な管理者は存在しません。
その代わりに、「イーサリアム財団」というイーサリアムを支援する団体は存在します。
2014年にヴィタリック・ブテリンが立ち上げたイーサリアムの開発者を支援する非営利団体
「イーサリアム財団」は、イーサリアムの技術開発をサポートすることを目的としているため、指導者としての立場を否定しています。
しかしながら、「イーサリアム財団」の存在がなければ、これまでのイーサリアムの発展はなかったとも言われており、現在の実質的な運営者となっています。
③発行上限
ビットコイン
ビットコインの発行上限は2100万枚です。
2021年時点での発行枚数は約1900万枚で、このペースでいくと2140年頃に上限に達すると予想されています。
ビットコインはマイニングを行なった人に対して報酬が支払われますが、それらが新規で発行されるビットコインとなります。
「マイニング報酬」は約4年ごとに半減していき、これを「半減期」と呼びます。
- 2012年→50BTC
- 2016年→25BTC
- 2020年→6.25BTC
「半減期」によって、ビットコインの発行量が抑えられ、通貨の安定性と価値が次第に高まっていく仕組みとなっています。
イーサリアム
イーサリアムは発行上限がありません。
また、「半減期」もなく、マイニングが行われる度に新たな通貨が永続的に発行されます。
発行上限を設けないことで、一部の資産家による通貨の独占を防ぐことができ、より多くの人々が通貨を保有し、安定性をもたらすことが出来ます。
イーサリアムによるインフラが整備された後は、通貨の価値を維持するために、発行上限を設ける案も出されています。
④使用目的
ビットコイン
ビットコインは、非中央集権型の通貨として誕生しました。
ビットコインの主な使用目的は、決済と送金です。
国家に規制されずに、誰もが自由に使用できる通貨として利用されています。
イーサリアム
イーサリアムは、非中央集権型のプラットフォームとして誕生しました。
イーサリアムの主な使用目的は、分散型アプリケーションの開発です。
国や企業などの管理者がいない、アプリやサービスが開発できるプラットフォームとして利用されています。
⑤価格
ビットコイン
こちらがドル建てビットコインの価格チャートになります。
短期間で価格が大きく上昇していることが分かります。
2023年9月時点の価格は約26000ドル(約380万円)です。
価格、取引量ともに暗号資産の中で圧倒的な大きさとなっています。
イーサリアム
こちらがドル建てイーサリアムの価格チャートになります。
こちらもビットコインほどではありませんが、価格が大きく上昇しています。
2023年9月時点の価格は約1600ドル(約24万円)です。
特にNFTやメタバースなどが注目された2021年以降に大きく上昇しました。
現在では暗号資産の時価総額2位の地位を確立しています。
ビットコイン、イーサリアムが購入できる取引所
ビットコインとイーサリアムは、国内のほぼ全ての取引所で購入することが出来ます。
この中でも、オススメの取引所をいくつか紹介します。
コインチェック
- アプリダウンロード数No.1
- 取り扱い通貨数が国内最大級
- マネックスグループ傘下で、徹底したセキュリティ体制を構築
SBI VC トレード
- SBIグループが運営する安心安全の暗号資産取引所
- 暗号資産取引の各種手数料がすべて無料
- 様々なニーズに対応したサービスや銘柄の取り扱い
GMOコイン
- 口座開設が最短10分で完了
- 国内最大級の取り扱い銘柄数
- 用途に合わせた多様な取引サービス
まとめ
このようにビットコインとイーサリアムには多く異なった特徴があります。
そのため、両者は時価総額の1位、2位の暗号資産として注目を集めていますが、今後も共存していくことが予想されます。
暗号資産投資を始めてみたい人は、以下の記事を参考にして下さい。
まだ口座を持っていない人は、以下の取引所がオススメです。
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