米国の証券取引所と株価指数について分かりやすく解説
- 米国株投資したいけど、米国市場のことが全然分からない
- NYダウやS&P500など聞いたことあるけど詳しく分からない…
米国は、世界金融の中心地であり、日々多くの証券が取引されています。
ただし、馴染みのある日本市場と違って、米国市場がイメージしづらい人も多いと思います。
米国株投資をするにあたっては、まず米国市場について知ることが大切です。
そこで、今回は「米国市場の基礎知識」について分かりやすく解説していきます。
- 米国の主要な証券取引所
- 米国の主要な株価指数
この記事を最後まで読めば、米国市場について理解出来るようになります。
米国の主要な証券取引所
ニューヨーク証券取引所(NYSE)
ニューヨーク証券取引所は1817年設立の世界最大の証券取引所です。
ニューヨーク市のウォール街にあり、通称「ビッグ・ボード」と呼ばれています。
上場する企業は2800社以上、時価総額は3000兆円以上で、世界一上場基準が厳しい取引所と言われています。
「コカ・コーラ」や「ジョンソン&ジョンソン」などの歴史ある米国企業が多く上場しています。
日本企業からも「ソニー」や「トヨタ自動車」などが上場しています。
市場の始めと終わりに鐘を鳴らすセレモニ-は、テレビなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
ナスダック(NASDAQ)
ナスダックは1971年に設立された世界第二位の規模の証券取引所です。
上場する企業は3300社以上、時価総額は2000兆円以上で、世界初の電子取引所として誕生し、IT・ハイテク企業などが多く上場しています。
ニューヨーク証券取引所と比べると上場基準が緩く、ベンチャー企業向けという特徴があります。
現在では「アップル」や「アマゾン」など米国を代表するハイテク企業が多く上場しています。
ナスダックビルはタイムズスクエアの象徴的な存在にもなっています。
米国の主要な株価指数
NYダウ
NYダウの正式名称は「ニューヨークダウ工業株30種平均株価」と言います。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出しています。
米国で最も古く代表的なインデックス(株価全体の状況を把握するための指数)です。
NYダウの米国の各産業の代表的な企業30社で構成されています。
30社の株価を足し合わせて30で割った値で算出しています。
構成銘柄の30社は時代と共に入れ替えが行われています。
NYダウの動向は世界中の株価に影響を与えるほどの重要な指標となっています。
S&P500
S&P500も米国を代表するインデックスです。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出しています。
米国の上場企業500社で構成されていて、時価総額の約80%をカバーしています。
時価総額加重平均型株価指数(日々の時価総額を特定日の時価総額で割って求める算出方法)で算出しています。
組み入れ銘柄の基準は厳しく、毎年のように入れ替えが行われます。
S&P500の値動きに連動した投資信託やETF(上場投資信託)は多く、非常に注目されるインデックスとなっています。
ナスダック総合指数
ナスダック総合指数はナスダック市場から算出されるインデックスです。
こちらも上場銘柄全てを対象に時価総額加重平均型株価指数で算出しています。
IT・ハイテクの新興企業が多く含まれており、近年の上昇率が非常に高いことが特徴です。
IT・ハイテク企業は現在の米国経済の牽引役となっているため、非常に注目度の高いインデックスとなっています。
ラッセル2000
ラッセル2000は米国の中小企業を対象にしたインデックスです。
ラッセル・インベストメント社が算出している時価総額加重平均型株価指数です。
ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している企業の内の時価総額上位1001番目から3000番目を対象としています。
小型株で構成されているため、景気に敏感に反応するのが特徴です。
危機が迫っていることを知らせてくれることから「炭鉱のカナリア」とも呼ばれています。
- 何らかの危機が迫っていることを知らせてくれること
- カナリヤは有毒ガスなどの危険物質を察知すると鳴き声を止めることから、昔の炭鉱労働者はカナリヤをカゴに入れて持ち込んでいたことに由来する
このような景気の先行指標として、投資家から注目されているインデックスです。
株価指数をチェックして、市場全体の動きを把握することが重要です!!
米国株投資にオススメの証券会社
米国株投資は、多くの証券会社で行うことが出来ます。
この中でも、オススメの証券会社をいくつか紹介します。
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- 6,000銘柄以上の米国株を取り扱い
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楽天証券
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 手数料が業界最安水準
- 米ドル/円のリアルタイム為替手数料が無料
マネックス証券
- 取り扱い銘柄数が業界最多水準
- 手数料が業界最安水準
- 買付時の為替手数料が無料
まとめ
米国の主要な証券取引所
- ニューヨーク証券取引所
→世界最大の証券取引所で、歴史のある企業が多く上場している
- ナスダック
→世界初の電子取引所で、ベンチャー企業が多く上場している
米国の主要な株価指数
- NYダウ
米国の最も古いインデックスで、大きな影響力がある
- S&P500
米国の代表的なインデックスで、世界中の投資家が注目している
- ナスダック総合指数
ナスダック市場のインデックスで、米国経済の牽引役となっているIT・ハイテク企業の指標として注目されている
- ラッセル2000
中小企業を対象としたインデックスで、景気の先行指標とも言われている
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