金(ゴールド)投資のデメリットについて分かりやすく解説
- 金投資にデメリットはあるの?
- みんなが金に投資するべきなの?
金は自分の資産を守るためにとても有効な投資先です。
しかしながら、金投資にもデメリットはあります。
投資を行う上でデメリットについても理解することは非常に重要です。
そこで、今回は「金投資のデメリット」について分かりやすく解説していきます。
- 金投資のデメリット
- 金投資が必要な人と必要ない人の違い
この記事を最後まで読めば、金投資をするべきかが分かります。
金投資のデメリット
金投資のデメリットがこちらです。
- リターンが小さい
- 配当金や利子がない
- ビットコインに資金が流れる可能性がある
それぞれ順番に見ていきましょう。
リターンが小さい
金は市場の暴落やインフレリスクに強く、値下がりしにくい資産です。
しかし、その一方で株式と比べるとリターンは小さい傾向にあります。
このリターンの小ささが金投資の1つ目のデメリットです。
こちらが1950年以降のゴールドとS&P500のリターンを比較した図になります。
短期的には金がS&P500のリターンを上回っている場面もありますが、長期的に見るとリターンが大きく劣っていることが分かります。
もちろん、これらは過去の成績であって今後は金がS&P500を大きくアウトパフォームする可能性もあります。
しかし、歴史的に金は株式よりもリターンが小さいということを理解しておく必要があります。
配当金や利子がない
個別株やETFを保有すれば配当金や分配金が出ます。(無配株は除く)
債券や預金ならば利子が付きます。
しかし、金は保有しているだけで何かが貰えることはありません。
このように、配当金や利子がないことが金投資の2つ目のデメリットです。
世界一有名な投資家のウォーレン・バフェットも「金自体は何かを生み出すものではない」という理由で、金投資には消極的です。
金は株や債券ではなく、コモディティ(商品)投資であることを理解しておく必要があります。
ビットコインに資金が流れる可能性がある
金は国に管理されない有限な資産という特徴があります。
しかし、この特徴を元に設計された「デジタル・ゴールド」と呼ばれる新しい資産誕生しました。
それが暗号資産のビットコインです。
ビットコインも国に管理されず、発行上限が決まっている有限な資産です。
また、金と違い通貨として使用でき、素早く世界中に送金できるという特徴もあります。
このため、新たな安全資産としてビットコインに資金が集まっています。
このように、今後金からビットコインに多くの資金が流れる可能性があることが金投資の3つ目のデメリットです。
ビットコインが金の代わりになれるかどうかは分かりませんが、今後はビットコインの動向にも注目する必要があります。
金投資が必要な人と必要ない人の違い
金投資のデメリットを理解した上で、金投資が必要な人と必要ない人の違いについてそれぞれ見ていきましょう。
金投資が必要な人
金は市場の暴落やインフレリスクには強いが、リターンが小さいという特徴があります。
つまり、自分の資産をリスクから守るために金に投資する必要があるのです。
そのため、多くの資産を保有している人は金に投資する必要があります。
資産1億円で20%の暴落がすれば一時的でも2000万円が無くなることになります。
資産額が多いほどマイナス幅が大きくなりますから、心理的な動揺を抑えるためにも金に投資をして暴落に備える必要があります。
金投資が必要ない人
一方で、資産がまだ少ない人は金に投資する必要はありません。
資産が少ない人は暴落が来ても心理的な動揺は小さいからです。
そのため、資産を築くまでは株式などで積極的にリターンを狙っていく方が良いでしょう。
もちろん、資産額の多さやリスクに対する感覚は人によって違いますから、自分のリスク許容度に合わせて、金投資を行なって下さい。
金投資にオススメの証券会社
金投資は、多くの証券会社で行うことが出来ます。
この中でも、オススメの証券会社をいくつか紹介します。
SBI証券
投資商品 | 金現物・ETF・金鉱山株 |
純金積立の手数料 | 1.65% |
最低購入金額 | 1,000円 |
現物転換 | 可能 |
クレカ決済 | 不可 |
楽天証券
投資商品 | 金現物・ETF・金鉱山株 |
純金積立の手数料 | 1.65% |
最低購入金額 | 1,000円 |
現物転換 | 可能 |
クレカ決済 | 可能 |
マネックス証券
投資商品 | 金現物・ETF・金鉱山株 |
純金積立の手数料 | 1.65% |
最低購入金額 | 1,000円 |
現物転換 | 可能 |
クレカ決済 | 不可 |
まとめ
金投資のデメリット
- リターンが小さい
- 配当金や利子がない
- ビットコインに資金が流れる可能性がある
金投資が必要な人
→多くの資産を保有している人
金投資が必要ない人
→資産がまだ少ない人
株式投資を始めてみたい人は、以下の記事を参考にして下さい。
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