新NISAとは?内容や特徴について分かりやすく解説
- 新NISAってどんな制度?
- 旧NISAと何が違うの?
NISAとは、「少額投資非課税制度」のことで、金融商品から得られる利益が非課税になる制度のことです。
2023年に旧NISA(一般NISA、つみたてNISA)が廃止され、2024年から新NISAがスタートしました。
初心者が投資を始める上で、ぜひ活用したい制度なのですが、新NISAについてしっかりと理解出来ていない人もいると思います。
そこで、今回は「新NISAの内容や特徴」について分かりやすく解説していきます。
- 新NISAの内容
- 新NISAの特徴
- 新NISAにオススメの証券口座
この記事を最後まで読めば、初心者でも新NISAで投資をスタート出来るようになります。
NISAとは
NISAとは「Nippon Individual Savings Account(日本個人貯蓄口座)」の略称で、正式名称は「少額投資非課税制度」です。
日本に住む18歳以上なら誰でも利用することが出来ます。
NISA最大の特徴は、金融商品から得られる利益が非課税になることです。
通常、証券口座では、株式から得られる利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座には税金がかかりません。
例えば、株式投資で100万円を利益が出たら、約20%税金がかかるため、手元には約80万円しか残りません。
しかし、NISA口座で100万円の利益が出た場合は、非課税なので、そのまま100万円を受け取ることが出来るのです。
新NISAの概要
2023年に旧NISA(一般NISA、つみたてNISA)が廃止され、2024年から新NISAがスタートしました。
新NISAの全体像がこちらです。
項目ごとに詳しく見ていきましょう!!
年間投資枠
新NISAの年間投資枠は以下となります。
- 「つみたて投資枠」 : 120万円
- 「成長投資枠」 : 240万円
→年間 : 合計360万円
新NISAの年間投資枠360万円は、旧NISAの年間投資枠(一般NISA:120万円、つみたてNISA40万円)から大きく拡大しました。
これにより、多く投資したい人は年間360万円、少額積み立てしたい人は年間30万円など、個人のペースで自由に投資することが出来ます。
年間の投資上限があるのは、富裕層が過度に有利にならないようにするためです。
また、お金にゆとりのある年は多く、お金に余裕のない年は少なく投資するなど、柔軟に投資をすることも可能です。
非課税保有期間
新NISAの非課税保有期間は、「つみたて投資枠」「成長投資枠」共に無期限となります。
旧NISAの非課税期間は、一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間のため、新NISAでは非課税期間を気にせずに投資を行うことが出来ます。
永久に非課税なんて最高だね。
ただし、国の政策は時代と共に変わっていくため、今後また政策変更があるかもしれないとうことも頭に入れておきましょう。
非課税保有限度額
新NISAの非課税保有限度額は、「つみたて投資枠」「成長投資枠」合計で1800万円です。
そのうち、「成長投資枠」は1200万円までとなります。
旧NISAの非課税保有限度額は、一般NISAが600万円、つみたてNISAが800万円なので、こちらも大きく拡大しました。
また、新NISAの非課税保有限度額は、金融商品を売却すると復活します。
旧NISAでは、一度使った非課税枠は復活しないため、大きな改正となりました。
これにより、急な出費のために金融資産を売却したとしても、また非課税枠を再利用することが出来るようになりました。
人生何があるか分からないから、非課税枠復活はありがたいね。
口座開設期間
新NISAの口座開設期間は恒久化されました。
非課税保有期間と同様に、口座も永久に使用することが出来ます。
投資対象商品
新NISAの投資対象商品は以下となります。
積立・分散投資に適した一定の投資信託
上場株式・投資信託等(高レバレッジ型・毎月分配金型などは除外)
「つみたて投資枠」に関しては、金融庁が認めた投資信託が対象となります。
「成長投資枠」に関しては、個別株や外国株などより幅広い金融商品に投資することが出来ます。
ただし、高レバレッジ型や毎月分配金型などのハイリスクな金融商品は除外されます。
人気の「レバナス」は新NISA対象から除外されるので注意です。
対象年齢
新NISAは18歳から利用可能になります。
旧NISAの対象年齢は20歳だったので、新NISAでは対象年齢が引き下げられました。
新NISAにオススメの証券会社
新NISAは、多くの証券会社で行うことが出来ます。
この中でも、オススメの証券会社をいくつか紹介します。
SBI証券
- NISAで購入可能な銘柄数が業界最多水準
- NISA口座での買付手数料が無料
- Tポイント、Vポイント、Pontaポイントが貯まる・使える
楽天証券
- NISAで購入可能な銘柄数が業界最多水準
- 楽天カード、楽天キャッシュで積立可能
- 楽天ポイントが貯まる・使える
マネックス証券
- 投資信託のクレカ積立で1.1%還元
- 投資信託保有額に投じて、ポイントが貯まる
- dポイントが貯まる・使える
まとめ
NISAとは
→「少額投資非課税制度」のこと
→最大の特徴は、金融商品から得られる利益が非課税になること
新NISAの概要
- 年間投資枠は360万円
- 非課税保有期間は無期限
- 非課税保有限度額は1800万円
- 口座開設期間は恒久化
- 「つみたて投資枠」は、金融庁が認めた投資信託が対象
- 「成長投資枠」は、個別株や外国株などより幅広い金融商品に投資可能
- 18歳から利用可能
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