【初心者向け】債券とは何かについて分かりやすく解説


- 債券ってなに?
- 株式と何が違うの?
債券とは、国や企業が投資家からお金を借りる際に発行する証明書のことです。
債券投資は、株式投資とはまた違った特徴があり、個人投資家は投資を始める上でしっかりと理解しておく必要があります。
そこで今回は「債券の基礎知識からオススメの証券会社」まで分かりやすく解説していきます。
- 債券の仕組み
- 債券の特徴
- 債券の種類
この記事を最後まで読めば、初心者でも債券について理解し、投資を始めることが出来るようになります。
債券の仕組み
債券とは
債券とは、国や企業が投資家からお金を借りる際に発行する証明書のことです。
債券には満期があり、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。
また、債券の利払い日には、利子を受け取ることが出来ます。
投資家は、発行元にお金を貸すことで、利払い日に利子を受け取りつつ、満期には元本を返還してもらえます。
発行元としては、多くの人からお金を集めることで、銀行融資よりも多額の資金調達をすることが出来ます。

利息の種類
債券の利息の支払われ方には「利付債」「割引債」の2種類があります。
「利付債」とは、発行日から満期日になるまで、定期的に利息が支払われる債券のことです。
「割引債」とは、利息の支払いがない代わりに、額面金額よりも割り引いた金額で販売され、満期日になると額面金額を受け取ることができる債券のことです。
- 額面 : 100万円
- 利息 : 年利5%
- 満期 : 10年
この場合、投資家は毎年5万円の利息を受け取り、10年後に元本100万円の返還を受けるため、50万円の利益を得る
- 額面 : 100万円
- 発行価格 : 90万円
- 満期 : 3年
この場合、投資家は90万円で債券を購入し、3年後に元本100万円の返還を受けるため、10万円の利益を得る
債券の特徴
債券の特徴がこちらです。
- 元本が返ってくる
- 自由に売買できる
- ローリスク・ローリターン
それぞれ順番に見ていきましょう。
①元本が返ってくる
株式の場合、企業は株主にお金を直接的に返す必要はありません。
その一方で、債券の発行元は、借りたお金を満期日に必ず返さなくてはいけません。
そのため、債券投資家はほぼ確実に利益を回収することが出来ます。

もし返せない場合は、債務不履行となり、発行元は法的責任を負うことになります。
②自由に売買できる
債券は、自由に売買することも出来ます。
債券価格は、さまざまな要因で変動します。
- 発行元の信用力
→発行元の信用力が上がれば、債券価格が上がる
→発行元の信用力が下がれば、債券価格が下がる
- インフレ
→デフレであれば、債券価格が上がる
→高インフレであれば、債券価格が下がる
- 金利の上昇
→金利が下がれば、債券価格が上がる
→金利が上がれば、債券価格が下がる
これは株式とも似ていて、買値よりも高い価格で売ることが出来れば、その分の利益を得ることが出来ます。
③ローリスク・ローリターン
債券は、株式よりもリスクが低い一方で、リターンも低いという特徴があります。
そのため、債券は基本的にローリスク・ローリターンの商品と言われます。

株式と債券を組み合わせて、投資を行うことでリスクを調整することが出来ます。
ただし、債券には債務不履行の可能性が高い「ジャンク債」と言われるハイリスク・ハイリターンの商品もあります。
そのため、債券投資を行う際は、格付機関が発表している「信頼格付け」をチェックしておきましょう。
格付けが「投資適格債(BBB)」以上の債券であれば、債務不履行のリスクはかなり低くなります。

債券の種類
主な債券の種類がこちらです。
- 公共債
- 民間債
- 外国債
それぞれ順番に見ていきましょう。
①公共債
公共債には「国債」「地方債」「政府関係機関債」などがあります。
「国債」とは、国が発行する債券のことで、安全性が非常に高い債権となります。
「地方債」は、都道府県や市町村など地方公共団体が発行する債権のことで、こちらも安全性が高い債権です。
「政府関係機関債」は、政府関係機関の公団が発行する債権のうち、政府が元利金の支払いを保証している債券のことです。

公共債は、安全性が高い代わりに、利率が低い傾向があります。

②民間債
民間債には、企業が発行する「社債」や特定の金融機関が発行する「金融債」があります。
社債の多くは機関投資家向けとなりますが、個人投資家でも購入できる「個人向け社債」もあります。
社債は、信用リスクの高いものから低いものまで、さまざま種類があるため、購入前に「信頼格付け」を確認しておく必要があります。

利回りの高さだけで選ぶと危険だね。
③外国債
外国債とは、通貨・発行場所・発行元のいずれかが外国である債券のことです。
米国やヨーロッパ、南米など様々な国の債券があります。
ただし、外貨建て債券の場合は「為替変動リスク」があるため注意が必要です。

外国債は、金利が高い代わりに、リスクも大きくなります。
債券投資にオススメの証券会社
債券投資は、証券会社を通じて行うことが出来ます。
この中でも、オススメの証券会社をいくつか紹介します。
SBI証券

- NISA口座開設数ネット証券No.1
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- 外国株取り扱い数が業界トップクラス

楽天証券

- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- 投資信託取り扱い数は業界最多水準

マネックス証券

- 米国株に強い
- 投資信託のクレカ積立で1.1%還元
- dポイントが貯まる・使える

まとめ
債券の仕組み
→債券とは、国や企業が投資家からお金を借りる際に発行する証明書のこと
→債券の利息の支払われ方には「利付債」「割引債」の2種類がある
債券の特徴
- 元本が返ってくる
- 自由に売買できる
- ローリスク・ローリターン
債券の種類
- 公共債
- 民間債
- 外国債
株式投資を始めてみたい人は、以下の記事を参考にして下さい。

まだ証券口座を持っていない人は、以下のネット証券がオススメです。
口座数No.1の国内最大手のネット証券
- NISA口座開設数ネット証券No.1
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- 外国株取り扱い数が業界トップクラス

新規口座開設数No.1の大手ネット証券
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- 投資信託取り扱い数は業界最多水準
