投資の基礎知識
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会社員は入るべきか?従業員持株会に加入するメリット・デメリットについて分かりやすく解説

うゆき
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ライオン君
ライオン君
  • 従業員持株会ってなに?
  • なんとなく加入しているけど大丈夫かな?

従業員持株会とは、自社または親会社などの株式を従業員が購入できる制度です。

入社時に勧められて、あまり深く考えずに加入している人もいるのではないでしょうか?

実は、この制度にはデメリットもあるため注意が必要です。

そこで、今回は「従業員持株会は入るべきか」について解説していきます。

この記事でわかること
  • 従業員持株会の仕組み
  • 従業員持株会に加入するメリット・デメリット
  • 従業員持株会は入るべきかどうか

この記事を最後まで読めば、従業員持株会について理解することが出来ます。

この記事の著者

名前 / Name  
うゆき 

実績 / Achievements
早稲田卒、大企業勤務の会社員。節約・副業・投資を実践し、20代で資産1,000万円を突破。資産形成のノウハウをブログやSNSで発信しています。

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従業員持株会の仕組み

従業員持株会とは

従業員持株会とは、従業員が自社株を購入できる制度です。

通常、自社の株式を従業員が購入することはインサイダー取引にあたるため、法律で禁止されています。

インサイダー取引とは

上場企業の関係者が、株価に大きな影響を与えるような会社情報を利用して、自社株を売買し利益を得ること

しかし、持株会を導入することで、従業員でも自社の株式を取得できるようになるのです。

持株会は、子会社の従業員でも加入することが出来ます。

企業側のメリット

企業は資金調達の手段として株式を発行しています。

そのため、従業員を株主にすることで、長期的に安定した資金調達が可能となります。

また、従業員は株の価値が上がれば、利益も上がりますから、会社の業績が上がるように仕事を頑張ってくれるというメリットもあります。

うゆき
うゆき

企業としては、短期売買を繰り返す外部の株主よりも、長期保有してくれる自社の株主を増やしたいという気持ちがあります。

従業員持株会に加入するメリット

従業員持株会に加入するメリットがこちらです。

  1. 奨励金がある
  2. 初心者でも安心して投資ができる
  3. 自動で資産形成ができる

それぞれ順番に見ていきましょう。

①奨励金がある

持株会を実施している多くの企業が数%の奨励金を出しています。

例えば、奨励金5%の場合、従業員は10,000円払うと10,500円分の株式を購入することが出来ます。

このように従業員はお得に株式を購入することが出来ます。

②初心者でも安心して投資ができる

初心者にとって、投資は最初の一歩がなかなか踏み込めないものです。

しかしながら、同僚も買っていて、会社の制度として推奨されているなら、心理的なハードルはかなり下がるでしょう。

そういう意味では、持株会は初心者が投資を始めやすい制度だと言えます。

③自動で資産形成ができる

従業員は、毎月の給料や賞与から天引きされるという形で、自社株を購入します。

金額も少額から買い付けができるため、何もしなくても自動的にコツコツ資産形成をすることが出来ます。

従業員持株会に加入するデメリット

従業員持株会に加入するデメリットがこちらです。

  1. 値下がりリスクがある
  2. すぐに売ることが出来ない
  3. 一極集中投資になる

それぞれ順番に見ていきましょう。

①値下がりリスクがある

当たり前ですが、株式には値下がりリスクがあります。

お得に購入出来たとしても、購入時よりも値下がりしてしまっては意味がありません。

持株会も株式投資と変わらないということを理解しておきましょう。

②すぐに売ることが出来ない

証券会社で直接買った株とは違い、持株会の株はすぐに売却することが出来ません。

企業の決算前後に売買禁止期間があったり、売却する際も手続きが必要で時間がかかります。

好きな時に売れないというのは、株式投資において大きなリスクになります。

③一極集中投資になる

企業から給料を貰い、その企業の株を買うことは一極集中投資になります。

万が一、企業が倒産してしまった場合、従業員は給料と資産の株の両方を失うことになるのです。

倒産までいかなくても、企業業績が大きく下がった場合は、減給と株価の値下がりを一気に受けるというリスクがあります。

従業員持株会は入るべきかどうか

結論から言うと、従業員持株会への全力投資はオススメしません

なぜなら、資産形成していく上で給料を貰う企業と保有している株の企業が同じと言うのは、リスクが大き過ぎるからです。

前述しましたが、企業が倒産してしまった場合、従業員は給料と資産の株の両方を失うことになります。

そのため、長期的な資産形成を目的にしているのであれば、給料を貰っている企業とは別の企業に投資を行う方が良いでしょう。

ただし、持株会が絶対にダメという訳でもありません。

今後の成長性が期待できる企業に勤めているのであれば、自社株は大きな利益を得られる可能性があります。

自分の会社が成熟企業なのか急成長中の企業なのかによっても、投資判断が変わってくるでしょう。

そのため、自社株を購入する際は、分散を意識しポートフォリオのバランスを見て、リスク許容度の範囲内での投資を心がけましょう

うゆき
うゆき

個人の目的に合った投資を行うことが重要ですね!!

まとめ

従業員持株会とは

→従業員が自社株を購入できる制度

従業員持株会に加入するメリット

  1. 奨励金がある
  2. 初心者でも安心して投資ができる
  3. 自動で資産形成ができる

従業員持株会に加入するデメリット

  1. 値下がりリスクがある
  2. すぐに売ることが出来ない
  3. 一極集中投資になる

従業員持株会は入るべきかどうか

→集中投資のリスクが大きいため、全力投資はオススメ出来ない

→ただし、株価の成長が期待できるのであれば、リスク許容度の範囲内で投資を行うと良い

株式投資を始めてみたい人は、以下の記事を参考にして下さい。

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ABOUT ME
うゆき
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20代の個人投資家
早稲田卒、大企業勤務。 投資歴4年、FP3級。 約1,200万円の金融資産を保有。 サラリーマンでも資産形成出来る方法を発信しています。
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