iDeCoの出口戦略!お得な受け取り方について分かりやすく解説
- iDeCoって受け取り時に税金がかかるよね。
- お得な受け取り方ってないのかな?
今や節税投資の代表格である「iDeCo」ですが、実は受け取り方に注意が必要な制度でもあります。
結論から言うと、iDeCoは退職所得控除と公的年金控除を活用することで、税金を安く抑えて受け取ることが出来ます。
ただし、会社員なのか自営業者なのか、受取金額の多さや退職金の有無など人によって、iDeCoのお得な受け取り方は変わってきます。
そこで、今回は「iDeCoの出口戦略」について分かりやすく解説していきます。
- iDeCoの受け取り方
- iDeCoの税金を最安にする方法
この記事を最後まで読めば、iDeCoの出口戦略について理解出来ます。
なお、iDeCoについて知りたい人はこちらの記事を参考にして下さい。
iDeCoの受け取り方
iDeCoは拠出した掛け金は所得控除になり、非課税で運用出来ますが、受け取り時には税金がかかります。
ただし、税制優遇制度を活用することで、税金を安く抑えて受け取ることが出来ます。
iDeCoの受け取り方は3種類あります。
1.年金(公的年金等控除の活用)
2.一時金(退職所得控除の活用)
3.年金と一時金の併用(公的年金等控除と退職所得控除の活用)
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.年金(公的年金等控除の活用)
iDeCoは年金として少しづつ受け取ることが可能です。
その場合は、公的年金等控除が活用出来ます。
- 65歳未満:年額60万円まで非課税
- 65歳以上:年額110万円まで非課税
例えば、自営業者やフリーランスの場合、現在の国民年金の満額が約78万円のため、65歳からは年間約32万までiDeCoを非課税で受け取ることが出来ます。
ただし、会社員や公務員の場合、厚生年金の平均受給額が約180万円であることを考えると、この制度を活用出来る人は少ないと考えられます。
会社員や公務員の多くは、厚生年金だけで公的年金等控の枠が埋まってしまいます。
2.一時金(退職所得控除の活用)
iDeCoは一時金として一括で受け取ることも可能です。
その場合は、退職所得控除が活用出来ます。
- 勤続年数が20年以下:勤続年数(iDeCoの場合は加入年数) × 40万円
- 勤続年数が21年以上 : 800万円 + 70万円 × (勤続年数- 20年)
さらに、そこから1/2を掛けた金額が退職所得となる
例えば、iDeCoを活用し20年で1000万円の資金が出来たとします。
その場合、退職所得控除を使えば、100万円まで課税所得を減らすことが出来ます。
会社からの退職金がある場合は、どうなるの?
退職所得控除は条件を満たせば、2回使うことも出来きます。
- 退職金を受け取り、15年以上後にiDeCoで一時金を受け取る場合
- iDeCoで一時金を受け取り、5年以上後に退職金を受け取る場合
例えば、60歳で退職金を受け取った場合は、75歳でiDeCoの一時金受け取れば、退職所得控除を使用することが出来ます。
また、60歳でiDeCoの一時金を受け取った場合は、65歳で退職金を受け取れば、退職所得控除を使用することが出来ます。
3.年金と一時金の併用(公的年金等控除と退職所得控除の活用)
上記で解説した年金と一時金を併用し、公的年金等控除と退職所得控除の両方を活用することも出来ます。
例えば、iDeCoを60歳で退職所得控除内で一時金を受け取り、65歳から公的年金等控除内で年金として受け取っていくと言うことも可能です。
会社員なのか自営業者なのか、受取金額の多さや退職金の有無など人によって、iDeCoのお得な受け取り方は変わってきます。
今から自分に最適な受け取り方法を想定しておきましょう。
iDeCoにオススメの証券会社
iDeCoは、多くの証券会社で行うことが出来ます。
この中でも、オススメの証券会社をいくつか紹介します。
SBI証券
- iDeCo加入者数No.1
- 運用管理手数料0円
- 業界最多水準の商品ラインナップ
楽天証券
- 運営管理手数料0円
- 魅力的な商品ラインナップ
- 資産情報がまとめて管理できる
マネックス証券
- 運用管理手数料0円
- 魅力的な商品ラインナップ
- 充実のサポート体制
まとめ
iDeCoの受け取り方
- 年金(公的年金等控除の活用)
- 一時金(退職所得控除の活用)
- 年金と一時金の併用(公的年金等控除と退職所得控除の活用)
人によってiDeCoのお得な受け取り方は変わってくるため、今から自分に最適な受け取り方法を想定しておくことが重要
株式投資を始めてみたい人は、以下の記事を参考にして下さい。
まだ証券口座を持っていない人は、以下のネット証券がオススメです。
口座数No.1の国内最大手のネット証券
- NISA口座開設数ネット証券No.1
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- 外国株取り扱い数が業界トップクラス
新規口座開設数No.1の大手ネット証券
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 売買手数料の安さが業界トップクラス
- 投資信託取り扱い数は業界最多水準